先日、『基礎科学の未来研究会』主催の国際リニアコライダー(ILC)に関する第2回セミナーが開催されました。
ILCとは、国際協力により超巨大直線加速器の建設実現に向けて準備を進めている国際プロジェクトです。
電子と陽電子を光速に近い極限の速度まで加速して正面衝突させ、そこから噴き出す粒子を観測することにより、どのようにして宇宙が生まれ、物質が生まれたのか、という人類が長年抱いてきた謎の解明に挑むことができます。
また、その応用範囲は、医療・生命科学から新機能の材料・部品の創出、情報・通信、計量・計測、環境・エネルギー分野まで、非常に多岐にわたると考えられています。
ILCの建設候補地は、岩手県の北上山地に決定しており、このプロジェクトが実現すると、施設建設による雇用拡大や地域活性化はいうまでもなく、世界中のあらゆる最先端技術が結集し、世界をリードする国際研究都市が日本に誕生します。
日本発、世界へ!日本ニューロンは ILCの日本誘致を応援しています!!
(営業技術本部 木村 公明 記)